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帰ってきた本
太田秀通 著『スパルタとアテネ―古典古代のポリス社会―』 (岩波新書)読了。
この本、実はお客様からの返品を受けた本。Amazonで売れたのだが、線引き・書込みが多数あり、読むに堪えぬということであった。こちらも商品状態を正しく記載していなかったため、返品を受け付けた次第。やはり出品を焦るあまり、状態確認の漏れが出てしまう。反省。。。
さて、一度出て行った本が戻ってきたということは、やはり何かの縁があるのだろうと思い、いっちょ読んでみることにした。線引き・書込みは確かにあるのだが、私的には読むに堪えぬというほどでもない。この辺りは、それぞれで感じ方が違うので仕方がない。きちんと状態表示をしていない私が悪いのである。
古代ギリシャのお話である。門外漢の私にとってはさっぱり分からない。人の名前なのか地名なのかもよく分からぬ場面にもよく遭遇した。古代ギリシャ時代について一通りの知識を持った上で、そこに現れた「ポリス社会」とはいかなるものかということを掘り下げたい方向きのような気がする。
よく分からぬまでも、気になった一節をご紹介。
この直前にはポリス市民の閑暇について具体的に書かれているが、ポリス市民の社会への参加意識はかなりのものがある。時代がそうさせているのだろうと思うが、現代の社会に対する無関心に比べると、愕然とするものがある。現代社会で「プライヴァシーへの逃避」ができるのも、それを支える制度、人々がいるからに違いない。
大きな政府から小さな政府へ、中央集権から地方分権へ。その流れの中で道州制なども論じられるのだと思うが、それでもやはり大きいな。地方自治をさらに進めて地域自治まで進めて、地域独自の活性化を図らないといけないな、と少し前から思っている。そしてその実現に必要なのはその地域に住む人々の積極的な社会参加だ。そして、古代ギリシャのポリス社会と大きく異なるのは、それが他国や他のポリスからの侵略に対抗するための手段として行われるのではなく、我が町をより素敵で誇りに思える町にするために積極的な社会参加を惜しまない意志によって行われるという点だろう。
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